取組みと状況

Man

「安全職場」風土の醸成

「安全職場」風土を醸成するため、グループ全体で2013~2015年度では以下の活動を主に行いました。その結果、従業員が安全衛生を常に考えて行動を行う基礎的な意識付けができました。

  • 各従業員が安全を意識し不安全行動を防止する「自分で自分の安全を守る5つの宣言」を全拠点で展開、周知活動を実施しました。
  • 職場安全衛生活動のキーマンである職長への教育方法がより実践的になるよう再整備・教育を実施し、職場監督スキルの向上を図りました。
  • 各従業員の意識レベルを高める手法(指差し呼称等)を導入し、ヒューマンエラーを低減するための実践的安全活動を実施しました。
  • グループ共通の安全衛生教育テキスト(現地語)による教育をグループ全体(ワールドワイド各拠点)で行い、危険感受性および対策知識の向上を図りました。
危険予知(KY)と指差呼称
安全衛生教育テキスト
(中国語版)

Machine

世界標準レベルに向けたワンランクアップ

世界標準レベルに向け設備安全活動のワンランクアップを図るために、2013~2015年度では以下の活動を主に行いました。その結果、設備安全専門家による指導と評価によりグループ全体の設備の安全化が進み、労働災害リスクを低減させました。

  • 設備安全専門家(セーフティアセッサ、セーフティサブアセッサ資格者)を養成し、設備の安全化を推進する運用体制を強化しました。また3年間で約200名の設備設計者に設備安全教育を実施しました。
  • 国内外の設備安全に係る規制・規格等の動向調査を行い「設備安全基準」に反映し、安全水準を向上させました。
  • 設備安全専門家の視点での設備安全評価を行うことにより、設備安全基準に基づく評価の精度を向上させました。
SA(セーフティアセッサ)資格者の養成
SAによる設備安全評価

Method

バラツキのない安全作業の標準化

安全作業の標準化を図るために、2013~2015年度では以下の活動を主に行いました。その結果、非定常作業なども含めた作業手順の安全化が進み、労働災害リスクを低減させました。

  • 安全衛生担当者による副作業(準備・段取り・片付けなど)の危険源調査を行い、リスク対策の有効性を確認しました。
  • 危険性が非常に高い作業を特定して対象作業へのロックアウト・タグアウト手順を導入し、危険な作業のリスク回避対策を強化しました。
  • エルゴノミクス対策(人への負担低減)ルールの導入により、体への過度な負担となる作業の評価および対策を実施しました。
電源のロックアウト事例
エルゴノミクス対策事例

Material

化学物質による有害性/危険性の最小化

化学物質による有害性/危険性を最小化するために、2013~2015年度では以下の活動を主に行いました。その結果、化学物質を取り扱う作業の安全化が進み、労働災害リスクを低減しました。

  • 化学物質容器への危険性/有害性表示、配管の内容物表示等の統一ルールの制定・導入による表示方法の改良を行い、化学物質危険性/有害性の可視化を実施しました。
  • 化学物質を多く使用・保管する場所での電気機器・静電気等による火災・爆発リスク評価および評価結果に基づく対策を実施しました。
  • 化学物質が人体にかかるなどの事故発生時に速やかな対応ができるように方針を定め、当該場所に洗眼器・シャワーなどを設置しました。
  • 化学物質使用職場の管理監督者向け教育の方法を見直し、責任・役割の再認識とマネジメントスキルの向上を図りました。
洗眼器事例
化学物質監督者教育事例
(局排による改善対策)

Measurement

チェック体制の強化

チェック体制を強化するために、2013~2015年度では以下の活動を主に行いました。その結果、職場安全衛生巡視(安全衛生パトロール)の水準が向上し、問題点が可視化され、対策が速やかにできるようになりました。

  • 職場安全衛生巡視手法習得のための研修会を開催し、三現主義(現場、現実、現物)に徹した視点での巡視スキルの向上を図りました。
  • 安全衛生に関する資格者や専門分野の技術者で構成された監査チームでの安全チェックを各サイトで行い、客観的な視点で専門知識を活かしたチェック・指導を実施しました。
  • 優れた事例を関係拠点と共有し、活動水準の底上げを行いました。
現場パトロール
現場パトロール
 

Health

①メンタルヘルス発症者率を維持する

メンタルヘルスケアの取り組みを開始してから10年以上が経過し、この間「カウンセリング」「ラインケア研修」「休職・復職支援」「Webシステムによるストレスチェック」などの体制を整えてきました。
2015年度は、メンタルヘルスに関する基礎知識やハラスメント予防を目的とした「ラインケア研修」を、前年の全管理職に引き続いて、全監督職を対象に実施しました。
スタッフケアとしてはカウンセラーや保健師、看護師などの産業保健スタッフによるきめ細かな対応により、社員の不調に早めに気づき、適切にサポートする体制となっています。また連係している精神科医、産業医、臨床心理士を講師に招き、メンタルヘルスに関する産業保健スタッフの勉強会を行い、より充実したケア体制を目指しています。
2015年度の発症者率は0.45%(前年度比0.4%減少)となり休業日数も減少しました。休職者の職場復帰支援をスタッフ、部門で連携しながら行い、復帰後の再発防止ができたことによるものと考えられます。
これからも従業員一人ひとりが健康で気持ちよく働けるよう、メンタルヘルスケアの取り組みを進めていきます。

産業保健スタッフ勉強会産業保健スタッフ勉強会

メンタルヘルスケア体制

G1:発症者率の推移


※計算方法を見直し、データを修正しました。

②有所見率を維持する

太陽誘電グループは、産業医や保健師・看護師などによる健康指導で従業員各人の健康管理能力の向上を支援しています。これまで主に(1) 運動指導、(2) 保健指導、(3) 栄養指導の3つの指導に取り組んできました。
また、定期健康診断結果から特定した健康指導対象者に健康改善プログラムを設定・運用し、各人の生活習慣病の改善に活かしてきました。
2015年度はメタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満に加えて高血糖・高血圧・脂質異常などの生活習慣病になるリスクを複数併せ持った危険な健康状態)の主要因となる内臓脂肪をテーマとし、各人の生活習慣の課題を見える化するための「内臓脂肪をマーカーとした生活習慣測定会」(外部支援サービス)を開催しました。
測定会では内臓脂肪量の測定と生活習慣アンケートによる解析で内臓脂肪の蓄積度と内臓脂肪をためやすい生活習慣が見える化され、また一人ひとりに合った「内臓脂肪がたまりにくいライフスタイル」のアドバイスが渡されました。従業員は自身の生活習慣を見直すきっかけとなりました。
これからも、従業員の皆さんが健康で働くことができるように、健康づくり活動を推進していきます。

生活習慣アンケート生活習慣アンケート
内臓脂肪測定内臓脂肪測定