安全で衛生的な職場づくりのため、目に見えない(認識していなかった)危険を洗い出す手段や方法の整備・改善を行い、チェック水準を深化させる取組みを進めています。
2016年度は、電機電子業界や顧客の先進的な取組みを調査・分析して、今まで危険であると認識していなかった事項をチェックリストに落とし込み、各拠点によるセルフチェックや監査に活用しました。
その結果、新たに対策を講ずべき危険が明確になり、適切な対策を行うことで職場の安全水準が向上しました。
今後も、チェック水準を深化させる取組みを行い、安全で衛生的な職場づくりにつなげていきます。
メンタルヘルスケアの取組みを開始してから10年以上が経過し、この間「カウンセリング」「ラインケア研修」「休職・復職支援」「Webシステムによるストレスチェック」などの体制を整えてきました。
2016年度は、メンタルヘルスに関する基礎知識やハラスメント予防を目的とした「ラインケア研修」を実施継続するとともに、ストレスチェックの法制化に伴い、職場分析・改善活動に取り組みました。
スタッフケアとしてはカウンセラーや保健師、看護師などの産業保健スタッフによるきめ細かな対応により、社員の不調に早めに気づき、適切にサポートする体制となっています。また連携している精神科医、産業医、臨床心理士を講師に招き、メンタルヘルスに関する産業保健スタッフの勉強会を行い、より充実したケア体制の構築を目指しています。
2016年度の発症者率は0.60%となり、前年度よりも若干増加しましたが、低い水準を維持しています。休職者の職場復帰支援をスタッフ、部門で連携しながら行い、復帰後の再発防止ができたことによるものと考えられます。これからも従業員一人ひとりが健康で気持ちよく働けるよう、メンタルヘルスケアの取組みを進めていきます。
太陽誘電グループは、産業医や保健師・看護師などによる健康指導で従業員各人の健康管理能力の向上を支援しています。これまで主に(1) 運動指導、(2) 保健指導、(3) 栄養指導の3つの指導に取り組んできました。
当社の有所見率は、全国平均53.6%に対して51.5%と若干低い数値ですが、この状態を維持・低減するために、2016年度は、昨年度から開催している「生活習慣測定会」の開催範囲を拡大しました。また、健康活動の強化を図るため活動の名称を制定(TYHP21:太陽誘電Gヘルスプラン21)し、「健康意識を高め、見直そう・変えよう生活習慣」のスローガンのもと目標と計画を策定し、健康セミナーや禁煙セミナーなどの活動を開始しました。
これからも、従業員が健康で働くことができるように、健康づくり活動を推進していきます。