キャリアパス

社内外に向け、当社理解を促す
企画・表現・ツールを生み出す

経営企画本部 広報部 (取材時)
2000年入社
外国語学部 フランス語学科卒

MY JOB

グループ全体と外部に向けたコミュニケーションの要

太陽誘電の広報部は、IR、報道機関対応、企業広報、社内広報を担当する部門。社内外に向けたコミュニケーションをその中心的なミッションとしています。その中で、私が担当しているのは、会社案内、アニューアルレポート、プレスリリース、社内報などをはじめとするコミュニケーションツールの企画・制作。関連会社や他部署のツール制作にもアドバイスを行っているほか、海外の投資家向けのIR資料・各種リリースも担当しています。

REASON for TAIYO YUDEN

就活モードに乗れないまま出会った太陽誘電の求人票

私が就職活動をはじめたのは、フランス留学から帰ってきた大学3年の3月から。周囲と比べて、自身の出遅れ感は否めませんでした。当初は語学力を活かせる仕事を志望し、ある会社で内定までこぎつけていましたが、何かが違うと感じて辞退。そんな中、就職課で太陽誘電の求人票が目にとまりました。社名になじみはありませんでしたが、秘書の募集という点に興味を持ちました。誰かを支える仕事、それこそ自分が求めていたものだと思い入社を決めました。

CAREER

2000 入社。本社経営企画部に配属。
2001 社長室へ異動。
秘書業務に携わる。
2005 第1子育児休暇を取得する。
2008 広報部へ異動。
2009 第2子育児休暇を取得する。
現在 各種コミュニケーションツールの企画制作を中心とした業務を担当している。

FUTURE

クリエイティブワークと育児、絶えず時間に追われる日々

コミュニケーションツールの仕上がりについては、常にこれまで以上の水準を目指さなければならないと思っています。とりわけ社外向けのものについては、製品よりも先に接するお客様も少なくないでしょうし、ツールを通じて当社をイメージされるわけですから、あらゆる面で品質を追求する必要があります。いわば、太陽誘電という会社の顔でもあると位置付けて、企画を考えるようにしています。

また、印刷物、ウェブサイト、スマートフォン用サイトなど、媒体ごとに訴求力や見られ方も異なってくるため、最も効果的な表現や演出を考えていかなくてはなりません。

とはいえ、締め切りは必ず近づいてきます。私自身が子育ての最中ということもあり、忙しさのピークにあっても残業をするわけにいかないのが悩ましい点です。

限られた時間内でいかに優れたパフォーマンスを出すかが、私にとっての課題。同時に、効率重視のあまり、情報のミスや細部の見落としをしないよう心がけています。

もちろん、常にスムーズに業務が運ぶわけではありませんし、アイデアが形になるまで時間を費やさなくてはならないこともしばしば。

自宅に持ち帰って続きを、と思うこともありますが、家庭に流れる時間や空気が、なかなかそれを許してくれないのも確か。会社でのリズムが中断されることもありますが、我が家に戻ると、広報部員ではなく、母親の顔になっているのが自分でもよくわかります。

仕事のために家庭を犠牲にしたくはないし、やりがいを実感している今の仕事を手放したいとも思いません。いうまでもなく、どちらも私の人生にとって、かけがえのないものであるからです。

仕事も家庭も同じくらい大切、そんな思いに応えてくれる環境・制度

時間に追われつつも、私がこの仕事を続けていられるのは、背景にこの会社ならではの温かさがあるからです。出産後に職場復帰した際は周囲のみんなが優しく迎えてくれましたし、今も学童保育の送り迎えや育児のために短時間勤務を続けていられます。当社グループでは育児をしながら勤務している従業員がたくさんいますし、私が勤務する本社でも増えてきています。

これからの時代、性別に関わらず育児や介護をしながら働くということがより一般化することは明らか。それに伴って、就労環境や支援制度、福利厚生といった視点から企業選びをするケースも増えていくかもしれません。もっとも、私自身は仕事面にフォーカスしてこの会社を選びましたが、それにも関わらずこうして勤めていられるのは、太陽誘電に働きやすい環境やきめ細かな制度が整っていることの証し。仕事も家庭も同じように大切に考えている方にとって見逃せない条件といえるでしょう。

別の角度から見れば、理解されているだけでなく、活躍を期待されているわけですから、がんばろうという気持ちになれるのです。

それに加えて、積み重ねてきたスキル・経験・知識を無駄にすることなく、自身の将来を描けるので、仕事に対するモチベーションも高く維持できるのではないでしょうか。じっくりと腰を落ち着けて、キャリアを積み重ねていきたいという方にも最適だと思います。

また、広報部自体の雰囲気や仕事の進め方も私は気に入っています。自分の業務だけでなく、周囲のメンバーの業務にも少しずつ関わりを持つような形をとっているので、互いにサポートができるのです。それも多忙な時期を幾たびか乗り切ってこられた理由の一つかもしれません。

考えるプロセスを楽しんでほしい、文系の人たちにも活躍の場がある

私自身は、企画をゼロから生み出すことが好きです。時間の制約に悩むことはありますが、プロジェクトメンバーと共に良いものを目指して知恵を出し合い、考えるプロセスは楽しいです。これまで以上のものを追求すれば、自分が必ず成長しますし、成果の面でもそれが表れます。

冒頭でも少し触れましたが、私が目指しているのは、当社の事業や製品に対する情報を的確に伝えるだけでなく、企業イメージの向上につながるツール制作や媒体活用。それらに接する方々のさまざまな視点を考慮することを常に心がけて仕事に取り組んでいます。時代の変化や会社の成長に伴って、訴求すべき点も変わっていくので、それも意識しながらより良いツール制作にチャレンジし続けていきたいです。

ちなみに、入社前に志望していた外国語のスキルを活かした仕事についてですが、現在、コミュニケーションツールの英訳などで、図らずも携わっています。広報部は、社内外の情報をステークホルダーに適切に伝える役割を担う部門。広くアンテナを張って周囲の情報を収集・提供することを通して、社内と社外の、そして社内間のコミュニケーションを活性化していく役目でもあり、そのためには海外拠点のスタッフや海外投資家の方とのやりとり、各種コミュニケーションツールを各国語版で提供することなど、日常的な業務の遂行に語学力が欠かせなくなってきています。グローバル化がますます進む今後、英語以外の外国語が話せる方には、より活躍の場が広がっていく可能性もあります。

当社は理系の企業ですが、文系の方の専門知識を活かせる場もたくさんあります。世界最先端の技術で勝負している当社グループにぜひ興味を持ってアプローチしていただければと思います。