CSRマネジメント

CSR憲章・CSR行動規範

太陽誘電グループは、「従業員の幸福」「地域社会への貢献」「株主に対する配当責任」を経営理念とし、太陽誘電グループを取り巻くステークホルダーと円滑な関係を構築し、企業価値を高めたいと考えています。
こうした考え方を、より明確にステークホルダーへ表明するため、太陽誘電グループは「CSR憲章(太陽誘電グループ 社会的責任に関する憲章)」を2005年に制定しました。
また、2006年には、CSR憲章で表明した内容を従業員が守っていくための具体的な行動方針として「CSR行動規範(太陽誘電グループ社会的責任に関する行動規範)」を制定しました。

CSR憲章

CSR行動規範

CSRの周知・浸透

太陽誘電グループでは、CSRの周知・浸透を図るため、積極的に教育を行っています。

CSR行動規範に対する理解をより深めてもらうために、行動規範を簡潔な文書とイラストで表現した「CSR行動規範ハンドブック」を6言語 (日本語・英語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語・マレー語) で作成し、すべての役員および従業員に配布しています。

入社時・昇格時などのタイミングにおいて対象者全員に集合研修を行うとともに、全従業員を対象としたe-Learningを毎年実施しています。また、経営幹部を対象とした外部講師セミナーを定期的に実施しています。

CSR推進体制

太陽誘電グループのCSR活動は、内部統制委員会が全体を統括し、推進組織としてCSR行動規範の各条文・対象リスクごとに担当役員とHQ部門が選任され、そこから示される活動方針やグループ共通ルールに従い各グループ会社が実行する体制(コンプライアンス・リスク管理体制)によって運営されています。

内部通報制度

太陽誘電グループでは、社会的に不相当または法令等に違反するような接待・贈答、贈収賄、反社会的勢力との関係、ファシリテーションペイメントなど「CSR行動指針」に違反する行為、または、違反する恐れのある行為を早期に発見し是正することを目的として、内部通報制度を導入しています。

太陽誘電および国内外の関係会社に社内受付窓口を設置しているほか社外にも受付窓口を設置して、現地の言語・複数言語で対応しています。また、監査役に直接通報・相談することもできます。通報者の氏名の管理、通報者への報復禁止、通報者特定の禁止を定め、通報者の保護に万全な配慮を講じ運用するとともに、匿名による通報も認めています。

内部通報制度は社内ウェブサイトや社内でのポスター掲示やリーフレットの配布、毎年実施される全従業員向け教育などを通じ、周知をはかっています。

2022年度は、太陽誘電グループ共通窓口(内部通報事務局、監査役、社外)および各子会社窓口にて40件の通報を受け付けました。

CSRマネジメントシステム

太陽誘電グループは、CSR憲章で示した内容の実現やCSR行動規範を順守するため、CSRマネジメントシステムを構築しています。

CSR行動規範および法規制の順守はもちろんのこと、CSR行動規範の実行推進するための仕組み・ルールを整備し、各社がPDCAによるCSR活動を実施しています。この活動全体を内部監査と内部通報制度でチェック、年間活動実績のレビューを行い、活動の継続的改善を図っています。

コンプライアンス・リスクマネジメント

太陽誘電では、コンプライアンスとリスクマネジメントをCSRマネジメントシステムの主活動として取り組んでいます。順守すべき法規制や事業活動に影響を与えるリスクを各組織単位でリスト化し、法規制の順守手順や、リスクの低減対策を立案・実施しています。また、新たな法規制やリスクは随時リストに追加するとともに、既存の法規制やリスクについても、その順守手順や低減対策が妥当であるか毎期ごとに再評価を行い、法規制順守の徹底やリスクの予防及び最小化に努めています。