太陽誘電は、社員が柔軟な働き方を選択できるよう、社内制度の充実に早くから取り組んできました。また、多種多様で幅広い人材が共存し、活躍しています。今回は、こうした環境の中で、自分らしく活躍している3名から話を伺いました!
Taiyo Yuden members メンバー紹介
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韓さん:高崎グローバルセンター勤務
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中国出身。情報システム部で販売システムを担当
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井上さん:R&Dセンター勤務
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新製品の研究開発に携わり、2度の産休を経て管理職へ
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曽我部さん:玉村工場勤務
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研究職として従事しながら2度の男性育休制度を利用
太陽誘電に入社した理由は?
井上
私は大学でセラミックを研究していて、所属していた研究室が共同研究をしていたことから、太陽誘電を知りました。あるとき、太陽誘電の技術者と話す機会があり、とても熱量高く「ナノの世界を設計するんだ!」と語っていた姿が、当時の私には無性に魅力的に見えたんです。そこから「私もナノの世界を設計する!」という気持ちが強くなり、入社を決めました。
曽我部
私も、学生時代の研究がきっかけです。大学では誘電体材料の研究を、特に太陽誘電と密接なチタン酸バリウム系の研究をしていました。就職活動もその研究内容に関連する会社を漠然と探していたところ、MLCC(積層セラミックコンデンサ)関係の業界がまず挙がりました。その中でも、材料から開発している数少ない会社ということで太陽誘電を見つけて…そんなわけで、群馬にやって来ました(笑)。
井上
もともと出身は愛媛ですよね?
曽我部
はい。物理的に距離があることは少し気になりましたが、自分にとってなじみのある研究を仕事にできることが後押しとなり、群馬に行ってがんばろうと思えました。韓さんが入社を決めた理由は?
韓
大学在学中に企業を巡るバスツアーがありまして、見学先の1つが太陽誘電の玉村工場だったんです。そのときの担当者の雰囲気が良く、印象に残りました。また、私は群馬の大学に通っていたこともあり、できれば群馬で就職したいと考えていて、転勤が少ない会社が良いなと思っていたのと、就職するなら規模の大きな企業のほうが良いと考えていたので、太陽誘電を選びました。
井上
私の地元は群馬県の高崎市で、地元の会社ということも太陽誘電を選んだ理由の1つです。田舎すぎず、都会すぎず、住みやすいですよね。
曽我部
そういう場所の会社だからでしょうか、企業の規模感のわりには、殺伐としたところがなく、アットホームな雰囲気です。規模感のメリットと、地方に拠点がある企業のメリットが、ちょうど良いバランスで両立していると感じています。

太陽誘電の魅力は、どんなところですか?
韓
魅力といえば、やはり働いている皆さんの人柄、職場全体の雰囲気が良いことだと思います。私の所属している情報システム部門は、上司が親しみやすくコミュニケーションが取りやすい雰囲気です。チームの仲間と互いに協力しながら、楽しく働ける雰囲気もあり、私は好きです。
井上
そうですね。役員を含めて結構フラットに話してくださる方が多いです。上下関係についても厳しくない方が多く、温かい雰囲気ですね。人とのつながりも強いですし、働きやすさにもつながっていると思います。また、いろいろなことに挑戦させていただける雰囲気があります。私の場合は、新商品に関わってきたことが多く、その部分で何度もチャレンジさせていただきました。うまくいかないことも多いですが、また次がんばろう!と励ましてもらい挑戦し続けてこられました。
曽我部
私も研究開発職の目線でお話ししますと、その道のプロフェッショナルが多く、研究分野において、ある意味クセの強い社員たちが、適材適所といいますか、それぞれに合った働き方で仕事ができる場所があると感じます。それは、自分のミッションを深掘りするタイプの人も、あちこちで対話しながら仕事を進めていく人も、そのポジションで自分なりに工夫や努力をしているからこそ、自分なりの働き方ができているのでしょう。私は今、材料開発部にいますが、さまざまな部署の人と協力しながら仕事をしています。皆さんが、それぞれのポストで工夫しながら活躍しているところが、魅力だと思いますね。
井上
確かに。上司が見ていて、より良い場所に配置換えしてくれるケースもありますし、本人がこういう仕事をしたい、こちらの部署に行きたいという意思表示をするケースもあります。ローテーションもありますし、さまざまなパターンがありますね。
韓
あと、衣食住で安心できたことも太陽誘電の魅力だと思います。入社前は、衣食住について不安を感じていたのですが、太陽誘電の借り上げ社宅に入居して、とても安い賃料と水道・電気・ガスの補助金のおかげで、一人暮らしの負担をかなり減らすことができました。貯金もできて、今はマイホームを購入することもできました。私は中国出身ですが、日本での暮らしで苦労はほとんどしていません。差別も一切ないですし、働きやすい環境だと感じています。

入社前と入社後のギャップを感じたことはありますか?
韓
元々私の中では、日本の企業は融通が利かないとか、上下関係が厳しいとか、必ず目上の人を尊敬しないとダメだとか、そういう厳しいイメージがありました。そのため自分の個性を抑えないと、日本の企業ではやっていけないのでは、と心配していました。しかし、実際に入社したら、先ほどもお話した通り上下関係は厳しくなく、上司は親しみやすい方が多くて雰囲気が和やかなことに驚きました。このことは良い意味でのギャップだと思います。
曽我部
会社の雰囲気は、私も入社して驚きました。また、技術者の立場での話になりますが、大学の研究室でやっていた研究は、やはり学生の研究ですから、時間もやり方もある程度自由で気楽にできました。これが企業での研究になると、時間・やり方に制限が出てくるだろうと予想していましたが、大学時代と大きく変わることなく取り組めています。もちろん、企業として期日までに結果を出すことが求められますが、個人の裁量に任されている部分も大きく、会社のいち歯車としてこの研究に励みなさい、という感覚はありません。こういう部分もギャップでしたね。
井上
私も以前は同じことを考えていました。仕事になるとお金が関わってきますし、期日もありますし、研究の取り組み方も変わると思っていたんです。ただ、大学時代にお会いした太陽誘電の技術者の方は、とても楽しそうに仕事していました。企業での研究も楽しいのかな、と考えながら入社したら、本当に研究を、仕事を楽しむ姿勢の人が多く、そういう意味では、ギャップはありませんでした。思っていた通り、仕事を楽しめる会社でした。
曽我部
もちろん、各々に与えられるミッションはありますが、やり方としては個人の考えを盛り込めます。研究開発の仕事において、これまでとやり方を変えてみることも必要です。ずっと従来のやり方だけを踏襲していくと、プラスアルファが生まれにくいですから。新しいアイデアが求められる中で、個人のやり方が尊重され、それが周囲に受け入れられる傾向にあります。この部分も一般的な研究職とは異なる部分かもしれませんね。
井上
私にとって、もう1つのギャップは育児との両立です。入社当時の私は、仕事と育児を両立するイメージが自分の中でできていませんでした。まだ周囲に前例も少なく、両立は難しいかな、と思い込んでいたんです。しかし、実際に私がその立場になって、上司に相談したところ「やれないなんて初めから言わずに、やれるかやれないかは、やってみてから考えれば良い。本当に難しかったら、そのとき一緒に考えよう!」と言ってくれたんです。結果として、会社の制度、上司や周囲の理解があって、仕事を続けられています。このことも、良い意味で入社後に驚いた部分です。

働きやすさと福利厚生について教えてください!
井上
先ほどの話とかぶってしまうのですが、私は産休を2回取らせていただきました。太陽誘電は、以前から制度が整っていたおかげか、産休に対して周囲の理解があります。上司や同僚の皆さんが協力してくれる雰囲気がありますし、産休明けにも時短勤務等サポート体制があります。以前から、何かあればカバーし合う雰囲気が社内にはありましたが、それが年々強くなっているように感じます。
韓
一方で、仕事において女性だからといって、制限されることはないですよね。
井上
そうですね。業務の厳しさも、人事評価も、性別に関係なく平等です。女性ということも、個性の1つでしかないといいますか、それに対してあまり意識しないですね。本人が望めば、リーダーとか管理職とか、ステップアップのチャンスは平等に与えられる会社だと思います。
曽我部
男性の育休取得率を上げようという社会的な動きに対しても、太陽誘電は率先して動いていますね。私は今、子どもが三人いるんですが、一人目のときは妻の実家のサポートがあったので問題はありませんでした。しかし、二人目と三人目のときは、妻の実家の事情もあって、マンパワー的に厳しくなり、育休を取得しました。また、勤務地の玉村工場とは少し離れた場所に住んでいるのですが、妻のワンオペの時間を減らすために時短勤務を使って、約30分早く退勤しています。それも当たり前のこととしてできていますし、男性の育休はもうスタンダードになってきたと感じています。
井上
男性と女性で、制度上の区別はないですしね。育休制度は最大2年間、時短制度は小学校6年生までで、1日2時間まで。働く側からすると、安心して働けます。
曽我部
男性の育休も、どんどん社内に浸透していますよね。最初は少しずつ期間も短めから取得する人が増えていって、今は1年取得する人もちらほら。各家庭環境に応じてフレキシブルに、自分の勤務スタイルを組めるようになっています。
韓
あとは、太陽誘電は年間休日が126日あり、休日が多いと思います。また、有休もとても取りやすいですね。事前に上司に「この日は休んでもいいですか?」と尋ねると、すぐにOKがもらえます。会社の方針で年間8日以上休むことを推奨されており、私の上司は日頃から「休みは社員としての権利なんだから、休みたいときに休むように」と言っていて、休暇を取りやすい雰囲気があります。それも非常にありがたいところですね。また、当社はマレーシアに工場を持っており、相互に出向しているため、イスラム教に入信している社員が数人いるのですが、その人たちのためにオフィス内にお祈りをするための部屋を用意しています。さまざまな文化を受け入れて対応する風土がありますよね。

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井上
太陽誘電はメーカーですので、ものづくりが好き、何かを開発して社会に貢献したい、という意識がある人であれば、いろいろなチャンスが与えられる会社です。それは技術的な分野ではなくても、どんな分野でも、チャンスが与えられますし、逆に自分でチャンスを作ることもできます。幅広い挑戦ができる会社ですので、おすすめです!
韓
太陽誘電には、誰でも楽しく働きやすい環境がありますし、どのような人でも気軽に仲間になれます。ぜひ一緒に働きましょう。
曽我部
私は、自分が何を研究していたかをベースに就職活動を進めてきましたが、そこはあまり気にしなくても良いのかなと思います。いろいろな働き方があって、いろいろなポストがありますから。自分が何者かを深く考えすぎず、もう少し楽な気持ちで選んでも、自分らしく無理なく働ける場所が、この会社のどこかにあります。皆さんの入社を楽しみにお待ちしています!
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