ここ数年は、モジュールビジネスから複合デバイスビジネスへと、ビジネスモデルを変革することに取り組んでいます。特に、通信デバイスやエネルギー分野でのステータス向上に注力しています。
電源モジュールや高周波モジュールの売上が前期に比べて減少しましたが、モバイル通信用デバイス(SAW/FBAR)の売上が前期に比べて増加したことにより、売上高は前期比3.8%増の478億4百万円となりました。
モバイル通信用デバイス(SAW/FBAR)については、スマートフォンのキーデバイスとしてSAW技術をコアとした商品の開発に取り組んでいます。また、LTEに対応する小型・低消費電力のフィルタデバイスや、整合回路を付加したフロントエンドモジュールなどの提案を行いました。さらに、より高機能なデバイスを目指し、FBAR技術を駆使した商品開発にも取り組んでいます。
複合機能モジュールについては、ますます高まる省エネへのニーズに対応する小型・薄型・高効率なモジュールの開発に取り組みました。
無線通信モジュールについては、特に、Bluetooth®、無線LANなどの異なる通信規格を同一モジュールで実現するコンビネーションモジュールの開発・商品化に注力しました。ヘルスケア分野などの新たな通信市場に向けた提案も行っています。
SAW/FBAR技術を核とした高周波事業を展開し、スマートフォンやタブレット端末の市場拡大・搭載点数の増加に対応する生産体制を構築します。
また、部品内蔵配線板「EOMIN™(イオミン)」を用いたスーパーハイエンド商品を積極的に市場投入します。
さらに、エネルギー市場に向けた回生システムなどの電源事業を強化していきます。
モバイル通信用デバイス(SAW/FBAR)、電源モジュール、高周波モジュール、部品内蔵配線板
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