理想のワークライフバランスの実現

大学で無機化学を専攻していたため、セラミックスを扱うメーカーの技術職を考えていました。また、就職をするうえで勤務地にも重きを置いており、ワークライフバランスの観点で関東での就職を希望していました。これらの条件に当てはまる企業のひとつが太陽誘電でした。会社説明会に参加し、職種別採用を実施していることを知りました。入社後、専攻と異なる部署への配属には不安がありましたので、私にとっては大きな魅力でした。実際に採用面接を受けてみると、先輩社員の方々の雰囲気が自分に合っていると感じ、これが最終的な決め手となり入社を決めました。
もう一点、私が就職活動を行っていた時期特有のポイントがあります。私が本格的に就職活動を開始した時期は、ちょうどコロナが流行し始め、緊急事態宣言が発令された時でした。採用スケジュールが乱れる企業が多い中、太陽誘電だけはスケジュール通りに採用活動を進めてくれました。不測の事態にも臨機応変に対応できる柔軟な企業という印象を受けたことも、不安なく入社を決められた理由のひとつです。

太陽誘電の主力製品は積層セラミックコンデンサですが、それ以外にもさまざまな製品を扱っています。上述の通り、分析センターは太陽誘電グループ全体から依頼を受けるので、太陽誘電で扱うほぼ全ての製品に携わることができます。すなわち、事業分野問わず社内のいろいろな方と関わって仕事ができるので、この点に私は分析センターで仕事をするおもしろみややりがいを感じています。また、依頼を引き受けるだけでなく、分析を専門とする部署として、分析手法の相談を受けることも珍しくありません。私の場合、直接誰かの役に立てていると実感することがモチベーションにつながります。そのため、事業所が群馬県を中心に集中しており相談相手と直接コミュニケーションが取れる環境は、大きな利点であると感じています。

私は社会人になってから群馬県に住んでいますが、休日は、県内外問わず出かけることが多いです。群馬県は車社会なので、車を持つことはほぼ必須です。そのため就職と同時に車を持ちましたが、そのおかげで、行動範囲が飛躍的に広がりました。県外に出かけることも珍しくありませんが、県内には自然豊かな場所が多く、日帰りでも十分に満喫できるスポットがたくさんあります。入社して数年経った今でも「こんなところあったんだ！」と、同期といろいろな場所に出かけています。一方で、群馬県、特に高崎市は電車1本で東京方面へアクセスできるので、気軽に都心へも出かけられます。群馬県は都心へのアクセスがよいながらも、都心程の喧騒はなく自然豊かな場所が多いので、とても暮らしやすい街だと実感しています。