事実を知ること、コツコツやること

技術系 品質保証・品質管理

磁気商品事業部 品質保証部

2001年入社

電子電気科

Question 01 太陽誘電への入社理由

自分で作ったモノをたくさんの人に使ってほしい

これを言うと会社の方に叱られるかもしれませんが、正直、最初から太陽誘電に入りたい!という明確な目標はありませんでした。(笑)
ただ漠然と、自分で作ったモノを世の中のたくさんの人に使ってもらい、喜んでもらいたいという考えがありました。
そうして就職活動時に目に入った太陽誘電の求人資料。規模の大きな会社で先々の経済不安が小さい、何よりさまざまな電子機器に内蔵されている電子部品を自分で作り、たくさんの人に使ってほしいという気持ちが自分の中で大きくなり、太陽誘電入社へチャレンジすることを決めました。入社試験を無事合格し、配属された部署は見事に製造部!・・・ではなく品質保証部でした。
入社してから現在まで品質保証部に所属し早24年。この原稿を書きながら悔しがっていた自分を昨日のことのように思い出していますが、自分の性格や能力を考えると品質保証部も合っていたのかも?と思える今日この頃。「自分に任せられた仕事にいかに向きあい頑張るか」ということが、あとから振り返った時にとても重要なことだと思います。今では、自分が管理している部品をたくさんの人に使ってほしいと思い、仕事をしています。

Question 02 現在の仕事内容

グループ会社である福島太陽誘電と連携し、世界No.1のインダクタを作る

現在は、国内のグループ会社である福島太陽誘電で生産を行う、巻線メタル系パワーインダクタ、車載用巻線フェライト系パワーインダクタの品質管理業務を担当しています。電子回路に組み込まれるインダクタは、主に電圧を安定させる、電気信号を整える働きをします。巻線メタル系パワーインダクタは、太陽誘電の巻線インダクタの主軸となっている製品です。スマートフォン向けなどは毎年新製品を開発し、車載向けにも積極的に拡販を進めています。
私の仕事である製品の品質管理では、生産基準が適正であるか、生産現場での決められた基準、ルール通りに作業ができているかを確認します。また、日々のモノづくりでは品質や生産性向上を目的とした工程の変更がありますが、事前に変更によるリスクは何があるのか、実際に検証を行った結果、問題は無かったかをチェックするなどの業務を行なっています。
昨今、不正による会社存続危機のニュースを度々目にします。昨日は人の身今日は我が身。捏造や隠蔽なくクリアな品質が維持できているか、会社存続のため、品質保証部最大の責務である「正しい判断を行うこと」を念頭に業務を行なっています。

Question 03 仕事のやりがい、印象に残っている仕事

社内外でコミュニケーションネットワークを広げることができる

現在担当する業務は、自部門以外の他部門の方々と会話をし、コミュニケーションを多く取ります。日々の積み重ねで得たネットワークで円滑に業務を行えています。
また、現在の業務では認定監査などを目的にサプライヤへ訪問する機会が多々あります。現在では日本国内だけではなく、海外のサプライヤからも製品の生産に必要な部材を購入しています。他国の社外企業の生産現場を直接見ることで、日本とは異なる文化や企業性、さまざまな製法の知見を広げることができています。
社内だけではなく社外までコミュニケーションネットワークを広げられていることが、現在の仕事のやりがいと感じています。

Question 04 仕事で大切にしていること

事実を知ること、コツコツやること

私が仕事で大切にしていることを二つ挙げます。
まず一つ目は、「現場で事実を知り本質を捉えること」です。これは品質管理業務に限ってのことではないと思います。あることを改善するためには、まず問題の事実を知ることが重要です。そして根本原因という本質を捉えて是正することで改善に繋がると思います。私はいわゆる「机上の理論(現場に行くことなく、頭の中だけで考えた理論・理屈)」で物事を語るべきではないと考えています。私の担当する品質管理業務において、机上で事実全てを把握することはできません。事実全ては現場にあります。だから私は生産現場に行き、あらゆる物事の事実を知り、本質をとらえることを大切にしています。
二つ目は、「積小為大(せきしょういだい)」です。皆さんもよく知る二宮金次郎さんの言葉です。「大きな事を成し遂げよう思うなら、小さい事をおろそかにしてはいけない」という意味です。品質管理にはゴールはありません。品質を安定させ、お客様の信頼・安心を獲得し売上を拡大するためには、小さな改善を繰り返していくしかありません。そのため、日頃からコツコツやることがとても大切と感じています。

Question 05 休日の過ごし方

まだまだ、こども中心です

20歳代後半で結婚し、その後、ありがたいことに3人娘の子宝に恵まれました。
まだまだこども中心の生活です。
没頭できる趣味を見つけたいところですがお預け中。(笑)
引き続き、家族のために頑張りたいと思います!

Daily schedule

AM

始業、メールチェック

グループ会社生産品の品質状況確認

他部署と打ち合わせ

PM

昼食

グループ会社と打ち合わせ

提出された各種書類、メールチェック

退社

Message to those currently job hunting

太陽誘電を志望される皆さんへメッセージやアドバイス

太陽誘電は、SDGsやダイバーシティ施策なども積極的に取り入れ、ホワイトな経営をしていると客観的に思いますので、まずはその点についてはご安心を。(笑)
太陽誘電の積層セラミックコンデンサは世界シェアトップレベル、私が携わっているインダクタも世界トップシェアを目指して日々頑張っています。
太陽誘電はまだまだ発展途上です。「会社」では一人でモノづくりはできません。社員全員で連携してモノづくりをする必要があります。世界トップクラスの電子部品メーカーになるためには皆さんの力が必要です。ぜひ!!太陽誘電への入社を積極的に検討いただければと思います。
なお、社会人の仲間になるにあたり、私から1つアドバイスです。社会人になって一番大切であり優先すべきことは「コミュニケーション」です。
正直な話、コミュニケーションが上手くいけば仕事はどうにでもなります。恥ずかしがらず、会社の同僚や先輩に対して自分をさらけ出し、共通する趣味の話や飲みニケーション(アルコールに限らず)なども活用しつつ、気兼ねなく会話できる間柄を築き上げてください。

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