Question 01 太陽誘電への入社理由
キャリアを活かしつつ、グローバル規模での仕事がしたい
私は転職で太陽誘電に入社しました。当初は地元の群馬へ戻ることが最優先で、群馬から遠距離通勤を考えていましたが、もし当時の会社と同様に海外拠点が多くグローバルな仕事に携わることができ、かつ群馬に本部機能がある会社があれば転職もと考えていた際に太陽誘電と出会いました。太陽誘電は群馬でも有数のグローバル企業であり、これまでのキャリアを活かしつつ、さらに幅広い経験ができるのではないかと思い入社を決めました。

Question 02 現在の仕事内容
新工場で従業員が仕事にやりがいを持ち、元気で健康に働ける職場づくりを目指す
現在私は中国江蘇省常州市にある積層セラミックコンデンサの生産工場に出向しており、人事総務部として人事・総務・安全環境分野、特に人事については責任者として従事しています。この常州工場は2023年に竣工・生産開始した新拠点で、私は立上げメンバーとして、人事では就業規則や処遇、評価などの人事制度の基盤構築、また総務・安全環境分野では、安全・安心で快適な職場づくりを目指し、工場運営・生産サポート、ルール策定などの管理業務を行っています。
特に工場立上げ時は、大量採用~生産開始まで貴重な経験をすることができました。まだ工場が建設中で、小さな仮事務所の状態かつ太陽誘電という会社が現地では知られていない中で、短期間に中国全土からさまざまな職種含む数百人を採用し、受入からグループ国内外工場での育成体制、職場や寮の準備など、計画通り生産開始できる状態にする必要がありました。この計画や手法について現地スタッフと毎晩遅くまで議論し、何度も調査・練り直し、そして日本側や他工場の協力も得て乗り越えることができました。この成功については、当時のスタッフに心から感謝と尊敬の想いであり、私にとっては極めて大きく、かけがえのない経験となりました。

Question 03 仕事のやりがい、印象に残っている仕事
海外勤務の魅力はグローバルな視点に近づけること、自分の仕事と経営がより近くにあること
海外勤務における仕事のやりがいは、日本とは異なる文化や価値観・考え方を持った人たちと一緒に課題を解決し、同じ目標達成に向かうところです。そして大小さまざまな意見衝突や相互理解などを通じて、グローバルな視野や価値観を持てることだと思います。現地スタッフと働いていると、自分の考えや価値観は実は日本特有であり、海外では通用しにくいということに気づきます。特にスピード感や業務推進力は極めて高く、日本でのやり方・自分の考えは正しいという認識でいると失敗に繋がる可能性があります。世界はVUCAの時代だということ、自分は思い込み・先入観があり、一方で譲れない本質的な考え方もあるということ、またこれらを認識できたことは、極めて有益であると考えています。
また、海外勤務では日本よりも組織機能がコンパクトなため、より経営に近いところで仕事をすることができます。経営状態や生産の流れ、製品知識を得られる他、経営層や多くの職種の人と頻繁に会話することができるので、幅広い経験ができることも魅力です。さらに海外情勢や海外からみた日本を意識し、知ることができます。

Question 04 仕事で大切にしていること
企業は継続させるものであり協働し育成することが重要
仕事は結果・成果が重要ですが、私はプロセスも重要視しています。会社は、結果を出したり利益をもたらす優秀な人が居なくなっても当然継続します。もし、その人が居なくなることで結果が悪くなったり、やり方が分からず困った、ということがあればそれは企業継続として疑問です。よって、結果までのプロセスやノウハウ、自分の後任者をきっちり育て残すことが、企業人であるべきだと考えています。私なりにですが、個人磨きだけでなく「継続・協働・育成」意識を大切にしています。そして、このアプローチには、役職に関係なくリーダーシップが必要だと考えており、その中で私は人の自主性を活かすサーバント型リーダーシップを目指しています。
また、最近では「心理的安全性」の重要性が高まっていますが、社会全体として「明日会社に行くことを考えると辛い、涙が出る」という人を減らせないか、何か会社を変えられる仕組みはないか、ということを勝手ながら考えています。まだ具体的な案はありませんが「明日も会社に行きたい、仕事がしたい」と思える人を少しでも増やしたい、世の中に役立つそんな仕組みを作りたいというのが私の個人的テーマです。

Question 05 休日の過ごし方
出向者同士の集まりや、一人の時間を大切に
周りの日本人出向者も単身赴任が多いため、休日は主に他の出向者と行動することが多いです。出向者同士で食事に行ったり、買い物や運動もしています。また、一人の時間も取りやすいため、常州市内を散歩やランニング、あとは家でのんびりしたりしています。中国はスマホひとつで生活できてしまうため中国語勉強を怠ってきましたが、最近勉強を再開し励んでいます。中国は各地に世界遺産も多く、さまざまなところに出かけることも可能だと思います。家族と一緒に居られないことは寂しいですが、海外は自分次第でさまざまな楽しみ方ができると感じています。

Daily schedule
AM
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始業、各部門長と朝ミーティング
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チーム内ミーティング
PM
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昼食
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現地の人事コンサル会社とWEBミーティング
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経営層向けの企画提案資料作成
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退社
Career path
- 2007年
- 個人会計事務所勤務を経て、建設業へ転職し人事部門へ配属
主に人事制度構築や労務問題への対応を担当。大企業を経験することで、世の中との連動を強く感じました。 - 2014年
- 太陽誘電入社、経営企画本部 グローバル管理センター 人事総務部配属
太陽誘電へ転職し、高崎グローバルセンター勤務。人事部門の労務系に配属。人事制度構築や労働組合などを担当。会社・従業員の双方の視点で、会社の生産性や従業員の働きやすい環境とは何かを考える経験ができました。 - 2018年
- 経営企画本部 人事部(本社異動)
本社の人事企画系へ異動。東京勤務となることで他社交流など幅広い情報を得て、現行人事課題を抽出し課題解決する企画を担当。 - 2019年
- 経営企画本部 人事部(高崎グローバルセンター異動)
高崎グローバルセンターに異動となり、太陽誘電の全体処遇見直しに加え、組織人事や昇格、人事考課を担当。組織や人員の将来設計・適材適所配置などを経験。 - 2021年
- 現職
Message to those currently job hunting
太陽誘電を志望される皆さんへメッセージやアドバイス
太陽誘電は真面目な会社だと思います。製造会社ですので、まずはルールをしっかり守るという文化が根付いています。一方でルールを守れば、風通しの良い雰囲気もあります。間接職についてはとにかくオペレーションのみしていれば良いということはなく、考えることを是とします。課題は何か?目的は何か?背景は何か?これを日々考える必要があり、自分の成長に繋がる会社だと思います。また、私は中途採用で入社しましたが、周りにも中途入社の方が比較的多く、新卒入社の方との差を感じることは少ないと思います。さらに、残業管理が厳しい他、残業自体も多くないため、ワークライフバランスが実現できる良い会社だと感じています。
