TAIYO YUDEN

責任ある鉱物調達

責任ある鉱物調達方針

太陽誘電グループは、「CSR憲章」「CSR行動規範」を制定し、企業の社会的責任を果たすための活動を推進しています。そして資材調達基本方針の1つに「相互信頼・CSR」を掲げ、資材取引において購入先様とよりよいパートナーシップを確立することで、双方の永続的な発展を目指しています。

コンゴ民主共和国及びその周辺国(DRC周辺諸国)や高リスク地域(CAHRAs)で採掘されるスズ、タンタル、タングステン、金、コバルトなどの鉱物は、不正な採掘や取引を通じて紛争地域の武装勢力の資金源になる事や、児童労働、強制労働をはじめとする人権侵害・労働問題を助長する事を憂慮されています。太陽誘電グループは、サプライチェーンにおける社会的責任を果たすための1つとして、当社製品に使用される鉱物の取引を通じてこれらの諸問題に関与することのない鉱物の調達に取り組みます。購入先様に対しては、太陽誘電グループの取り組みをご理解いただき、鉱物調達の履歴調査へのご協力をお願いするとともに、RMI※1 などの国際的に信頼できる枠組みにおいて、当該問題に加担していないと認定された製錬所からの調達を要請します。

※1 RMI: Responsible Minerals Initiative
責任ある鉱物調達に関する取り組みを主導している団体で、世界で10以上の業界から、400社以上の企業や団体が参加しています。

具体的な取組み

  1. OECDデューデリジェンスガイダンスに準拠した鉱物調達の管理体制を構築します。
  2. 業界団体と連携し、サプライチェーンに対する『責任ある鉱物調達』の認知活動を行います。
  3. RMIにて国際的に標準化された調査プログラム (CMRT、CRT※2 等最新版)を使用し、サプライチェーンにおけるリスクの確認と評価を行います。
  4. 鉱物調達において問題が確認された場合は、該当鉱物の使用を停止し、サプライチェーンを通じて川上企業へ是正を求めます。
  5. お客様の要請に応じて、鉱物調達の調査結果を開示します。

※2

CMRT
:
Conflict Minerals Reporting Template
CRT
:
Cobalt Reporting Template

2021年4月 改訂
グローバル SCM センター長 上席執行役員
樋口 晋

業界団体との連携について

当社グループは、JEITA(電子情報技術産業協会)中に設置された「責任ある鉱物調達検討会」に参画しています。この検討会を通じて、業界のイニシアティブであるRMIと連携・協力することで、この活動の枠組み作りへ参画しています。またRMIのアソシエーションメンバーであるJEITA主催の説明会において社外への啓発・広報を行なっております。さらに当社サプライチェーンを通じて方針の周知に努めています。

対象地域とリスクの拡大について

「DRC及び周辺国の紛争リスク」から「CAHRAsにおけるOECD Annex Ⅱリスク※3」へ対象地域と対象リスクが拡大したことに合わせ、当社方針を改訂いたしました。

※3 「CAHRAsにおけるOECD Annex Ⅱリスク」

  • 鉱物の採掘、輸送、取引に関連した人権侵害(児童労働など)
  • 非政府武装集団に対する直接的または間接的支援
  • 公的または民間の保安隊による不法行為(みかじめ料)
  • 贈収賄および鉱物原産地の詐称
  • 資金洗浄
  • 政府への税金、手数料、採掘権料の未払い(脱税)

調査結果

2020年度も購入先様に対する調査を実施しました。製錬所を特定したサプライヤー比率は95%となり、特定した製錬所はすべて、RMIのような第三者機関により認定されています。現時点ではすべての購入先様において武装勢力の資金源の関与が明らかになった鉱物は確認されていません。
今後も、購入先様や業界と連携し、デューデリジェンス活動を進めます。