技術と社会の変化を捉え、未来を考える

技術系 開発企画

開発研究所 開発企画部

2019年入社

理工学部 物質科学科

Question 01 太陽誘電への入社理由

社会の未来をつくる、身近なもの

就職活動を始めた頃、モノづくりを通してモノだけではなく社会の未来づくりにも貢献できる仕事をしてみたいと漠然と思っていました。
大学時代は化学を学んでおり、電子部品に関しては高校物理までの知識しかありませんでした。しかし、たまたま参加した就活セミナーで電子部品の業界を知り、日常的に私たちが使用しているスマートフォンなどの電子機器を動かすには、表には見えていないこれら電子部品が必要であることをあらためて認識し、興味を持ちました。電子機器は年々製造数が増えており、今や私たちの生活必需品となっています。これに伴い、電子部品も未来でますます必要とされることが見込まれ、社会の未来づくりに貢献したいという私の漠然とした思いにもあっているように感じました。また、私も日常生活を支える電子部品を作ってみたいと思いました。
業界研究を進める中で、地元に工場のある太陽誘電が電子部品を製造していることを知りました。太陽誘電では目視できないほどの薄い層を重ねて世界最小の積層セラミックコンデンサを開発しているということにロマンを感じ、入社を決めました。

Question 02 現在の仕事内容

技術と社会の変化を捉え、未来を考える

私が所属している開発企画部では開発研究所の中長期的な方針構築やインキュベーション機能を通じた新技術・新商品創出を推進することで太陽誘電グループの事業に貢献しています。その中でも私は中長期的な方針構築に関わる部分の業務に携わっています。方針構築には社会と技術の両方の変化を把握する必要があります。10年後の世の中をぴったりと言い当てることは不可能ですが、社会の方向性を分析したり、10年後の世界を”妄想”し複数パターンを想定したりすることで、将来的に社会から必要とされる商品の開発方針を考えることができます。また、技術の進化を調査・分析し、最新技術が用いられるデバイスでの部品の使われ方を先読みすることで、今後社会から要求されるであろう部品のスペックや新商品を提案していきます。
10年後、現在では思ってもみなかったことが太陽誘電のビジネスに影響を与えるかもしれません、さまざまな分野に興味関心を持ちながら新しいものを取り入れていくことを意識しています。

Question 03 仕事のやりがい、印象に残っている仕事

新しいことを始める大切さと難しさ

太陽誘電の開発を加速させるための施策や提案ができることが開発企画部の面白いところだと感じています。
私は入社1年目の頃に、新川崎センター SOLairoLab(そらいろラボ)の開設に向けたプロジェクトに参加し、約3年間新川崎センターで働く機会を得ました。新川崎センターは自社開発に固執せず社外との交流で“桁違いに早く”“桁違いのレベル”を共創する場として開設されています。開所時はコロナ禍ということもあり試行錯誤の時期もありましたが、新川崎センターを開所したことで得られた社外とのつながりや情報がありました。新しいことを始める大切さも難しさも体感することができ、印象に残っています。

Question 04 今後の目標

技術・社会動向を見極め、関係者と協力しあいながら貢献したい

中長期的な方針への提案を行うには、太陽誘電の所有技術の把握と社会・技術動向知識の両方が必要です。これらの領域は多岐に渡るため、社内外のスペシャリストとの議論が欠かせません。議論には太陽誘電への影響を理解すること、そして社内外の関係者と良好な関係を築くことが重要です。影響の理解には、ある程度の知識が必要ですが私にはまだまだ知識が不足していると感じています。また、得た情報から考えた案を外へ発信する力が弱いと感じています。今後も知識の習得と発信力の向上に努め、将来的には太陽誘電の方針策定への提案ができることを目指しています。

Question 05 休日の過ごし方

自然の美しさに触れ、週末に心身をリセットする

休日は登山やヨガ、ドライブなどを楽しんでいます。平日はデスクワークが中心のため、休日に体を動かすことが私にとってのリフレッシュとなっています。写真は群馬県の谷川岳に登った際の写真です。群馬県は地元ですが社会人になってから登山を始めたため、幼い頃から遠く眺めていた谷川岳に初めて登れたことに感動しました。学生の頃よりも平日と休日がはっきりと分かれたためか、社会人になってからは少しでも休日を楽しもうと日々新しい楽しみを探しています。

Daily schedule

AM

始業、メール・スケジュールチェック

資料作成や調査など

社内打ち合わせ

PM

昼食

社外打ち合わせ

資料作成や調査など

退社

Message to those currently job hunting

太陽誘電を志望される皆さんへメッセージやアドバイス

就職活動は企業の考えと合う合わないがありますので、受験勉強とは異なり勉強すれば必ず受かるというものでも無く、不安も多いかと思います。企業に選ばれるための言動を意識してしまうかもしれませんが、その企業で社会人として働く自分自身のために、ご自身の考えや価値観を大切にしていただければと思います。
私は自分のやりたいことが分からなかったので、友人や大学の就職支援センター、リクルーターの先輩などさまざまな立場の人に働くことに関する質問をしたり、私が書いたエントリーシートを見てもらったりしました。正直自分を知ってもらうことに気恥ずかしさもありましたが、何度か繰り返していくうちに、自分のやりたいことを言語化できるようになりました。
太陽誘電を志望してくださる皆様と一緒に働ける日を楽しみにしております。

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