循環資源利用の取り組み

生物多様性への影響低減、自然との共生を目指し、
廃棄物および水資源の3R(Reduce、Reuse、Recycle)に取り組んでいます。

廃棄物の取り組み成果

2018年度のグループ全体の廃棄物発生量は、2017年度の22.6千tから23.3千tに増加しました。廃棄物発生量の増加は、生産数の増加などが要因です(G1参照)。
廃棄物(有価物含む)の内訳は、廃プラスチック類、汚泥、廃油が大部分を占めています(G2参照)。
国内最終処分量は、2017年度の0.005千tから0.003千tに減少、環境中期目標の廃棄物リサイクル率は99.9%でした(G3参照)。
海外最終処分量は、2017年度の1.9千tから1.8千tに減少しました(G4参照)。
環境中期目標の廃棄物発生量原単位は2016-2018年度平均で8.6%向上(G5参照)、廃棄物最終処分量原単位は2016-2018年度平均で35.8%向上(G6参照)しています。
引き続き廃棄物発生量を削減し、廃棄物の社内リサイクル率を高めるとともに、海外拠点における再資源化を強化していきます。

G1: 廃棄物発生量

2014年度から2018年度の国内廃棄物発生量、海外廃棄物発生量(10³t)の棒グラフ。2014年度の海外廃棄物発生量は13.3、国内廃棄物発生量は6.2、2015年度の海外廃棄物発生量は12.9、国内廃棄物発生量7.3、2016年度の海外廃棄物発生量は13.6、国内廃棄物発生量7.1、2017年度の海外廃棄物発生量は14.7、国内廃棄物発生量7.9、2018年度の海外廃棄物発生量は15.1、国内廃棄物発生量8.2

G2: 廃棄物の内訳

廃棄物の定義: 一般廃棄物、産業廃棄物、有価物 廃プラスチック類が49%、汚泥が17%、廃油10%、紙屑8%、金属屑7%、廃液7%、木屑/ガラス・陶磁器各1%

G3: 国内最終処分量とリサイクル率

2014年度から2018年度の最終処分量の棒グラフ(10³t)とリサイクル率(%)の折れ線グラフ。2014年度の最終処分量は0.029、リサイクル率は99.5、2015年度の最終処分量は0.018、リサイクル率は99.8、2016年度の最終処分量は0.006、リサイクル率は99.9、2017年度の最終処分量は0.005、リサイクル率は99.9、2018年度の最終処分量は0.003、リサイクル率は99.9

G4: 海外最終処分量とリサイクル率

2014年度から2018年度の最終処分量の棒グラフ(10³t)とリサイクル率(%)の折れ線グラフ。2014年度の最終処分量は1.6、リサイクル率は88、2015年度の最終処分量は1.7、リサイクル率は87、2016年度の最終処分量は1.7、リサイクル率は88、2017年度の最終処分量は1.9、リサイクル率は87、2018年度の最終処分量は1.8、リサイクル率は88

G5: 廃棄物発生量原単位
(目標に対する実績)

基準年度に対する改善率(活動年度平均値)の折れ線グラフ。基準が0として、2016年度から2018年度までで8.6%向上している。なお、目標は5%向上である。

G6: 廃棄物最終処分量原単位
(目標に対する実績)

基準年度に対する改善率(活動年度平均値)の折れ線グラフ。基準が0として、2016年度から2018年度までで35.8%向上している。なお、目標は10%向上である。

資源循環利用の取り組み

事業活動で排出した廃棄物は、99.9%がリサイクルされ社会の中で資源として再利用されていますが、太陽誘電グループの事業活動で再び利用する取り組みも推進しています。
事業活動で使用している溶剤で最も使用量の大きいA溶剤は、廃溶剤のリサイクルを行い、再生溶剤が使用量の13%を占めています。
また、電子部品の梱包として使用するリールは、厳しい品質チェックを行い、リユースしたリールを14%使用しています。

水資源の取り組み成果

2018年度のグループ全体の水使用量は、2017年度の4,581千m3から4,422千m3に減少しました。内訳では、国内拠点が2017年度の1,717千m3から1,709千m3に減少、海外拠点が2017年度の2,864千m3から2,713千m3に減少となっています(G7参照)。
環境中期目標の水使用量原単位は、2016-2018年度平均で20.6%向上しています(G8参照)。
水のリサイクル量は1,203千m3でした。

G7: 水使用量

2014年度から2018年度の国内水使用量、海外水使用量(10³t)の棒グラフ。2014年度の海外水使用量は2,316、国内水使用量は1,743、2015年度の海外水使用量は2,670、国内水使用量1,662、2016年度の海外水使用量は2,848、国内水使用量1,698、2017年度の海外水使用量は2,864、国内水使用量1,717、2018年度の海外水使用量は2,713、国内水使用量1,709

G8: 水使用量原単位(目標に対する実績)

基準年度に対する改善率(活動年度平均値)の折れ線グラフ。基準が0として、2016年度から2018年度までで20.6%向上している。なお、目標は5%向上である。