パフォーマンス

安全衛生中期計画で設定した5M目標の2025年度の取り組み内容を報告します。
報告は、太陽誘電株式会社および国内・海外の連結子会社を対象としています。

報告対象組織

太陽誘電株式会社(国内) 高崎グローバルセンター/榛名工場/中之条工場/玉村工場/八幡原工場/R&Dセンター
連結子会社(国内) 太陽誘電ケミカルテクノロジー株式会社/福島太陽誘電株式会社/新潟太陽誘電株式会社/和歌山太陽誘電株式会社/太陽誘電モバイルテクノロジー株式会社/株式会社環境アシスト/エルナー株式会社
連結子会社(海外) 韓国 韓国慶南太陽誘電株式会社
中国 太陽誘電(常州)電子有限公司
中国 太陽誘電(廣東)有限公司
フィリピン TAIYO YUDEN(PHILIPPINES), INC.
マレーシア TAIYO YUDEN(SARAWAK)SDN. BHD.
マレーシア ELNA(MALAYSIA)SDN. BHD.
タイ ELNA(THAILAND)CO., LTD.

取り組み

Man

基礎教育の徹底と「安全行動意識」の醸成
「安全職場」風土を醸成するために、従業員の安全衛生に関する知識を高め、その知識を活かして安全衛生を常に意識し、行動に結び付けるための活動を行っています。
2025年度は、第7回安全意識度調査の分析結果に基づいて抽出された課題への対策を中核テーマとし、組織横断で取り組みました。従業員共通ルールの確実な定着を図るため、現場での実地確認に加え、個別フィードバック、課題別フォローアップ教育を継続的に実施し、改善サイクルを強化しました。また、国内・海外拠点の従業員を対象に危険予知トレーニングを計8回実施し、実効性の高い安全行動の定着とリスク感度の向上を図りました。その結果、第8回安全意識度調査では、従業員の安全意識がより向上したことを確認できました。
今後も「安全意識度調査」を継続し、従業員一人ひとりの安全意識向上を図り、「安全職場」風土の醸成につなげます。
危険予知トレーニング教材

Machine

設計者の設備安全設計水準アップ
設備安全活動の世界水準化(ISO、IEC)を図るために、生産設備の共通的なリスク対策を規定した「グループ設備安全基準」を中心に、設備の安全対策水準を高める活動を行っています。
2025年度は、協働ロボットなどの次世代型産業用ロボットの普及拡大を踏まえ、従業員が安心して働ける職場環境を構築するため、ロボットの安全対策と評価を適切に実施できる設備安全専門家(R-SA:ロボットセーフティアセッサ)の育成に注力し、体制を強化しました。また、設備の安全設計において高度な専門性を有する設備安全専門家(SA:セーフティアセッサ、SSA:セーフティサブアセッサ)の育成に加え、設計者・担当者(SBA:セーフティベーシックアセッサ)の育成も推進し、継続的な体制強化を図っています。
今後も、設備に起因する労災を減少させる取り組みを進めます。
SBAの育成

Method

ばらつきのない安全作業
従業員がより安全に作業できるようにするため、手順の整備・見直しを行い、ばらつきのない安全作業の標準化を進めています。
2025年度は、暑熱環境下での作業におけるリスク対策に加え、熱中症が疑われる従業員を発見した際の状態確認・報告・応急処置などの手順を再評価し、抽出された課題に対してより安全で確実な対応が行えるよう改善を実施しました。
今後も、安心して働ける職場環境を共通の視点で形成できるよう取り組みを進めます。

Material

化学物質の有害性/危険性の最小化
化学物質による有害性/危険性を最小化するために、化学物質を取り扱う作業のリスク対策を継続的に行っています。
2025年度は、化学物質が付着した廃棄物に起因する発熱・発火リスクの低減を目的として、外部専門機関による実証試験を実施しました。その知見に基づき、発熱・発火が考えられる廃棄物の保管方法の検証と、管理手順の見直しを図り、安全性をより一層高めました。
今後も、化学物質の有害性/危険性を最小化するための取り組みを進めます。

Measurement

チェック水準の深化
安全で衛生的な職場づくりのため、目に見えない(認識していなかった)危険を洗い出す手段や方法の整備・改善を行い、チェック水準を深化させる取り組みを進めています。
2025年度は、安全衛生教育の実効性向上のため、教育直後の理解度確認に加え、現場における定期的なモニタリングを通じて、教育内容が実践レベルで順守できているかの評価を行いました。知識の定着から行動変化までを継続的に確認し、教育効果を高めました。
今後も、チェック水準を深化させる取り組みを続け、安全で衛生的な職場づくりにつなげます。

Health

1 メンタルヘルス発症者率を低減する

太陽誘電では、メンタル不調の発症者を減少させるための体制※1を構築し、予防活動に取り組んでいます。
「新職業性ストレス簡易調査票」を使用した法定ストレスチェックの実施に加え、プレゼンティーイズム※2、組織のハラスメント率についても調査を行っています。

【個人へのアプローチ】
  • 生活環境に変化がある新入社員や中途入社者に対し、定期的なアドバイスや指導を実施しました。
  • プレゼンティーイズムが高いと判定された従業員に対し、サポートや指導を実施しました。
  • 海外赴任者に対し、ストレスチェックを実施し、併せてカウンセリングを推奨しました。
【組織へのアプローチ】
  • ストレスチェックの集団分析結果を踏まえたアンケート調査を実施しました。
  • 調査結果を各部門責任者にフィードバックし、心理的安全性※3を高めるための職場環境改善を実施しました。

これらの取り組みに加え、従業員一人ひとりのセルフケア能力向上を目的としたセミナーをスタートさせました。
発症者率は0.71%(G1参照)となり、過去5年間で最も低い水準を達成しました。
今後も研修の充実や、産業医、精神科医、産業カウンセラーらと密に連携し、従業員一人ひとりが、安心していきいきと働けるよう、メンタルヘルスケアに取り組みます。

メンタルヘルスケア体制

※1メンタルヘルスケア体制: 個人でのセルフケアのほか、ラインケアとして管理・監督職(上司)への相談、心理相談員(健康管理室)や外部ケアとして外部医療専門家(精神科医)での治療、産業カウンセラーへの相談・アドバイスが受けられるようになっている。また、心理相談員(健康管理室)、総務部門長と産業カウンセラー、運用責任者と産業医は社内スタッフケアとして連携を行う。管理・監督職(上司)と心理相談員(健康管理室)も相談・連携ができるようにしている。

G1: 発症者率の推移

2021年度から2025年度の発症者率の推移を表す折れ線グラフである。太陽誘電は2021年度に0.87%、2022年度に0.73%、2023年度に0.73%、2024年度に0.78%、2025年度に0.71%となっている。
  • ※2
    心身の健康問題により、本来の力を十分に発揮できない状態を指します。
  • ※3
    組織の中で自分の考えや気持ちを、誰に対してでも安心して発言できる状態を指します。
2 健康的な生活習慣を根付かせる

太陽誘電は、「従業員の幸福」という経営理念のもと、安心安全な労働の基礎づくり、従業員がいきいきと働く組織づくりを通じて、生産性・創造性の向上に貢献するため、健康経営に取り組んでいます。その一環として、健康指標(Focus 5:食事・非喫煙・運動・睡眠・ストレス)と目標値を設定し、目標達成に向けた各種施策を展開しています。
2025年度は、健康指標であるFocus 5の各項目に沿って、以下の健康施策を実施しました。

  • 食事
    野菜摂取量の測定を継続して実施しました。
  • 非喫煙
    喫煙率低下を推進しました。
  • 運動
    下肢筋力の測定に加え、無理なく続けられる運動をテーマとした講座や、歩行姿勢改善の動画配信を通じて、運動習慣の定着を支援しました。
  • 睡眠
    従業員アンケートの分析により、睡眠不足の主原因が「ストレス」であることが明らかになったため、ストレスと睡眠の関係性に着目した施策を実施しました。
  • ストレス
    個人へのアプローチ、組織へのアプローチを通じた予防活動を実施しました。

外部評価では、これらの取り組みが評価され、以下の認定を取得しました。

  • 健康経営優良法人2026(ホワイト500)※4
  • スポーツエールカンパニー2026※5(6年連続認定)
  • 食育実践優良法人2026※6(初認定)

今後も、従業員一人ひとりが心身ともに健康で、いきいきと働くことができる職場づくりを推進していきます。

  • ※4
    経済産業省が推奨する「健康経営の取り組み状況」を評価する顕彰制度
  • ※5
    スポーツ庁が認定する顕彰制度
  • ※6
    農林水産省が推進する「食生活の改善」を実践する企業への認証制度
健康経営優良法人2026
~ホワイト500~
スポーツエールカンパニー
2026
食育実践優良法人2026