責任者メッセージ
太陽誘電グループが持続的に成長していくためには、経営理念のひとつである「従業員の幸福」とミッション「おもしろ科学で より大きく より社会的に」を基本に、あらゆる人材の多様性を理解し、人格・個性を尊重できるようなダイバーシティ経営の実現が必要不可欠です。
一人ひとりがやりがいを持ってイキイキと働くことができる会社作りをダイバーシティ方針で定め、従業員の能力や個性を発揮できる仕組み作り・職場作りを推進する体制を強化しました。時代に合った働き方への改革や制度の整備、啓発活動などのさまざまな仕掛けを継続的に実施し「全員参加型のダイバーシティ経営」をゴールとして目指しています。
経営企画本部 室長(人事、総務担当) 常木 美幸
太陽誘電グループ ダイバーシティ方針
世の中が変化しても太陽誘電グループが持続的に発展していくためには、国籍・文化をはじめ性別や世代、社歴など、さまざまな違いをもつ多様な人たち同士が交わり、これまでになかった考え方やアイデアが次々に生まれることが必要不可欠です。
そのため、『違いがあることが価値』であり、多様な個性を活かすダイバーシティの推進は企業競争力の源泉となります。一人ひとりがやりがいを持ってイキイキと働くことは、経営理念である「従業員の幸福」の実現に向けた重要な経営課題です。
多様な人材が存分に活躍できるマインドの醸成や環境整備、人材育成施策などを行うことにより、人材力・組織力の向上とユニークで魅力のあるエクセレントカンパニーの実現を目指します。
太陽誘電のダイバーシティ推進に対する取り組み
各種認証取得(太陽誘電)
女性活躍推進法に基づく「えるぼし」認定を取得
女性の活躍推進に関する優れた取り組みを行う企業に与えられる認定マーク「えるぼし」の3つ星を取得しました。
「えるぼし」認定は、女性活躍推進法に基づき行動計画の策定・届出を行った企業のうち、女性の職業生活における活躍状況に対する評価項目として、1.採用 2.継続就業 3.労働時間などの働き方 4.管理職比率 5.多様なキャリアコース、などを満たした企業に対し、厚生労働大臣が認定する制度です。
今後も取り組みを継続し、従業員の皆さんをはじめとしたステークホルダーからの期待に応え、企業価値向上に努めていきます。
次世代育成支援対策推進法に基づく「プラチナくるみん」認定を取得
2021年6月に「子育てサポート企業」として群馬労働局より「くるみん」の認定を受けておりましたが、その後もさまざまな見直しや新規取り組みを行ってきたところ、子育て支援により高い水準で取り組む企業であることが認められ、2023年7月25日付で「プラチナくるみん」の認定を受けました。
女性活躍推進
啓発活動
ダイバーシティ研修
2023年度より階層別に全従業員へダイバーシティ研修を実施して以降、定期的に啓発活動を行い、アンコンシャスバイアスへの気づきやキャリア意識の醸成を促しています。
社員交流会
社内でのコミュニケーションを活発にし、ヨコのつながりを形成することを目的に、社員交流のイベントを定期的に実施しています。普段交流のない他部署・他拠点に所属する従業員同士が、キャリアやライフイベントに関わる悩みや不安を本音で語ることができるこれらのイベントは、参加者の当社で働く安心感や前向きな気持ちの変化が得られています。
2024年より、国連が定める「国際女性デー」に合わせ、「Diversity Day」を開催しています。普段はなかなか聞くことのできない、管理職のキャリアや仕事観を聞き、ロールモデルやパーツモデルを見つける機会であり、キャリア意識と意欲の向上につながっています。
社外研修への従業員派遣
さまざまな業種で活躍する同世代との交流を通じて新しい価値観に触れ、視野を広げることを目的に、次世代リーダー層中心に協賛企業で開催する社外研修へ派遣しています。2025年度からは群馬県内の製造業4社による異業種共創プロジェクトを立ち上げ、互いに学び、製造業の未来を創る議論を重ねています。多様な意見に触れることで、新たな気づきや刺激を得る機会となっています。
社内報による情報発信
太陽誘電グループの社内報で、「一人ひとりが輝くCOLORFUL WORK」と題して連載をしています。ダイバーシティ推進の必要性の訴求や、活動事例の紹介、制度の積極的利用の促進のため、定期的に情報を発信し、社内における共通認識の高まりを目指しています。
支援・制度の充実
キャリアと育児の両立支援制度・ガイドブック
太陽誘電では法定以上に整備された育児休業制度、子の看護休暇制度、育児時短制度、諸手続きや各種手当が分かる子育てガイドブックの配布など、子育てに関する手厚いサポート体制を整備しています。
性別にかかわらず、自身が望むワーク・ライフ・バランスを実現するために、男性従業員の育児参加を支援しています。管理職には「キャリアと育児の両立支援ガイドブック(上司向け) 」を配布しています。部下の育児休暇取得支援や面談だけではなく、業務効率化へのチームマネジメントも含めた手法と心得を知ることができ、育児休業取得を迷う部下にとっても相談しやすい環境の構築につながっています。また、子が誕生する男性従業員には「キャリアと育児の両立支援ガイドブック(男性向け)」を配布しており、育児休業取得を考えるきっかけにするだけでなく、育児休業中のノウハウ、職場復帰後のキャリアと育児の両立までを知ることができます。
仕事と介護の両立支援
介護の知識や情報を早期より得ることで、従業員が介護と両立しながらも仕事を続けられるよう、ハンドブックによる制度周知や介護セミナーによる情報提供に努めています。
職掌転換制度
従業員の活躍の場をさらに広げるため、一般職から総合職へ職掌を転換する制度を整備し、研修などを通じて周知しています。意欲のある従業員に対し、役割に応じてさらにキャリアアップできるよう支援しています。
生理への配慮
女性特有の健康課題である生理は、女性活躍推進を進めるにあたり見過ごせない課題です。女性用トイレへ生理用品を備品として設置し、緊急時にも安心して働ける職場環境の構築を目指しています。また、2024年4月より生理休暇の名称を変更し、新たに年間14日のエフ休暇(100%保障)を付与しました。時間単位での取得も可能です。必要時にはしっかり休むことで、業務の生産性向上につながると考えています。
女性活躍推進行動計画
太陽誘電は、多くの意欲ある女性が活躍できる雇用環境整備を行うため、女性活躍推進行動計画を策定し実行します。また下記の通り、女性の活躍に関する情報を公表します。
女性の活躍に関する情報
採用状況
女性の採用比率は2022年度以降30%以上を維持しており、採用の段階から多様性の確保に努めています。
社員構成
全従業員に占める女性比率は、緩やかに上昇を維持しています。
管理職に占める女性比率についても着実な伸長が見られるものの、多様性の観点からさらなる向上の余地があります。
キャリア形成支援や育成機会の充実、柔軟な働き方の推進などを通じて、多様な人材が活躍できる環境づくりを進めてまいります。
平均勤続年数
平均勤続年数については、男女間での大きな相違はありません。
引き続き、働きやすい職場環境の整備に取り組んでいきます。
月平均残業時間
DXの推進や業務効率化に向けた取り組みにより、月平均残業時間は緩やかに減少しています。男女間で差が大きい背景としては、製造部門の勤務シフトが影響していると考えています。
障がい者雇用の推進
太陽誘電はダイバーシティ方針に基づき、障がい者の積極的な雇用を進めています。各部門での受け入れを推進するとともに、個々の特性に応じた配慮が必要となるため、受け入れ部門への支援体制も整備しています。また新たな雇用施策として、2023年には専門業務職域であるカフェ・ベーカリー(以下C&B)を、2025年にはオフィスサポートチーム(以下OST)を高崎グローバルセンター(以下高崎GC)内に開設しました。
C&Bでは、高崎GC内で焼きたてのパンやカフェメニューを製造・提供し、パンはさらに県内4か所の製造・開発拠点でも販売を展開し、従業員の福利厚生向上に貢献しています。OSTでは社内各部門からの定型的な事務業務を主に請負い、各部門の業務効率化を通じて会社全体の効率化にも寄与しています。加えて、障がい者雇用に関する全社員向けe-learning研修教育を実施しています。本教育後のアンケートでは、回答者の約90%からポジティブな意見が得られ, 社内における障がい者雇用への理解促進につながっています。
これらの活動は、会社への貢献を目的とするとともに、障がい者雇用への理解促進にもつながっています。今後も障がい者が活躍できる場を広げるため、新たな雇用機会の創出を目指しています。
人材の国際化
ローカル人材の活用
太陽誘電グループでは、日本国外の拠点においても地元の優秀な人材を積極的に登用しています。
海外拠点での、管理職に占めるローカル人材の登用率は82.4%です。(2024年度)
地域別の従業員数
| 項目 | FY2022 | FY2023 | FY2024 | FY2025 | 単位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本 | 6.2 | 6.2 | 6.3 | 6.0 | 千人 |
| アメリカ、欧州 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 千人 |
| 中華圏 | 3.9 | 4.5 | 4.1 | 3.9 | 千人 |
| 韓国 | 0.9 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 千人 |
| シンガポール、マレーシア、タイ、インド | 6.6 | 6.3 | 5.7 | 5.6 | 千人 |
| フィリピン | 4.1 | 3.8 | 3.6 | 4.0 | 千人 |
認証の取得(太陽誘電)
群馬県多文化共創カンパニー
統括拠点である高崎グローバルセンターをはじめ多数の拠点や工場を構える群馬県より、「多文化共創カンパニー」に認証されました。
外国人材を雇用し彼らを「仲間」として迎え入れ、ともに活力を創り出している事業者が認証されています。
群馬県いきいきGカンパニー
群馬県より、育児・介護と仕事の両立、職場における女性の活躍推進、従業員のワーク・ライフ・バランスの推進等に取り組む事業所として「群馬県いきいきGカンパニー」のゴールド認証を取得しています。2025年度には両立支援部門として、優良事業所の表彰を受けました。