TAIYO YUDEN

パフォーマンス

「事業活動と環境の関係」ページで示しました環境負荷の2018年度の取り組み内容と実績を報告します。
報告対象は、太陽誘電株式会社(6サイト)および国内・海外の連結子会社を対象としています。

報告対象組織

太陽誘電株式会社(国内)
高崎グローバルセンター/榛名工場/中之条工場/玉村工場/八幡原工場/R&Dセンター
連結子会社(国内)
太陽誘電ケミカルテクノロジー株式会社/太陽誘電テクノソリューションズ株式会社/福島太陽誘電株式会社/新潟太陽誘電株式会社/太陽誘電エナジーデバイス株式会社/和歌山太陽誘電株式会社/太陽誘電モバイルテクノロジー株式会社/株式会社環境アシスト
連結子会社(海外)
韓国 韓国慶南太陽誘電株式会社
中国 太陽誘電 (天津) 電子有限公司/太陽誘電(廣東)有限公司
フィリピン TAIYO YUDEN (PHILIPPINES), INC.
マレーシア TAIYO YUDEN (SARAWAK) SDN. BHD.

コンプライアンス、監視結果

2018年度のコンプライアンスおよび監視結果を各拠点別に報告します。

サイト別データ

GHG、エネルギー

事業活動を通じて排出している温室効果ガス(GHG)には、エネルギー使用による直接排出(SCOPE1)、エネルギー使用による間接排出(SCOPE2)、エネルギー使用以外の間接排出(SCOPE3)があります。
GHG排出量は測定できないため、エネルギー使用量の管理および削減に取り組んでいます。

GHG/エネルギー削減の取組み成果

2018年度のGHG排出量は、グループ全体で2017年度から3千t-CO2e減少しました。内訳では、国内拠点が2017年度の194千t-CO2eから188千t-CO2eに減少、海外拠点は2017年度の303千t-CO2eから306千t-CO2eに増加となっています(G1参照)。
エネルギー使用量は、グループ全体で2017年度から3千kL増加しました。内訳では、国内拠点が2017年度の94千kLから95千kLに増加、海外拠点は2017年度の129千kLから131千kLに増加となっています(G2参照)。
使用しているエネルギーの内訳は、SCOPE2が92%、SCOPE1が8%となっています(G3参照)。
環境中期目標のエネルギー使用量原単位は、2016-2018年度平均で19.8%向上しています(G4参照)。
今後も引き続き、主力製品を中心に生産工程を見直し、より一層生産効率を向上させ、エネルギー使用量を削減していきます。

  • GHGは換算係数の変化による影響が大きいため、取組み成果が見えるエネルギー使用量(原油換算)で環境中期目標を設定しています。
  • GHG排出量は、GHGプロトコルの係数(電力は各国別)を使用し算出しています。
  • 国内GHG排出量は、電気のCO2換算係数の見直しを行い修正しました。

G1:GHG排出量(エネルギー使用量から算出)

G2:エネルギー使用量(原油換算)

G3:使用エネルギーの内訳(原油換算)

G4:エネルギー使用量原単位(目標に対する実績)

エネルギー使用以外の間接排出(SCOPE3)の取組み

近年、ステークホルダーからSCOPE1、SCOPE2に加え、SCOPE3の情報開示を求める動きが高まってきています。このような要求に基づき、SCOPE3の把握に努めています。
2018年度の購入した物品・サービスに伴うGHG排出量は、345千t-CO2e(グループ全体)、従業員の通勤に伴うGHG排出量は7,608t-CO2e(国内拠点)、出張に伴うGHG排出量は462t-CO2e(国内拠点)、廃棄物の廃棄・処理に伴うGHG排出量は5,651t-CO2e(国内拠点)、製品の輸送に伴うGHG排出量は39,517t-CO2e(グループ全体)になります。

廃棄物、水

生物多様性への影響低減、自然との共生を目指し、
廃棄物および水資源の3R(Reduce、Reuse、Recycle)に取り組んでいます。

廃棄物の取組み成果

2018年度のグループ全体の廃棄物発生量は、2017年度の22.6千tから23.3千tに増加しました。廃棄物発生量の増加は、生産数の増加などが要因です(G1参照)。
廃棄物(有価物含む)の内訳は、廃プラスチック類、汚泥、廃油が大部分を占めています(G2参照)。
国内最終処分量は、2017年度の0.005千tから0.003千tに減少、環境中期目標の廃棄物リサイクル率は99.9%でした(G3参照)。
海外最終処分量は、2017年度の1.9千tから1.8千tに減少しました(G4参照)。
環境中期目標の廃棄物発生量原単位は2016-2018年度平均で8.6%向上(G5参照)、廃棄物最終処分量原単位は2016-2018年度平均で35.8%向上(G6参照)しています。
引き続き廃棄物発生量を削減し、廃棄物の社内リサイクル率を高めるとともに、海外拠点における再資源化を強化していきます。

G1:廃棄物発生量

G2:廃棄物の内訳

廃棄物の定義:一般廃棄物、産業廃棄物、有価物

G3:国内最終処分量とリサイクル率

G4:海外最終処分量とリサイクル率

G5:廃棄物発生量原単位(目標に対する実績)

G6:廃棄物最終処分量原単位(目標に対する実績)

資源循環利用の取組み

事業活動で排出した廃棄物は、99.9%がリサイクルされ社会の中で資源として再利用されていますが、太陽誘電グループの事業活動で再び利用する取組みも推進しています。
事業活動で使用している溶剤で最も使用量の大きいA溶剤は、廃溶剤のリサイクルを行い、再生溶剤が使用量の13%を占めています。
また、電子部品の梱包として使用するリールは、厳しい品質チェックを行い、リユースしたリールを14%使用しています。

水資源の取組み成果

2018年度のグループ全体の水使用量は、2017年度の4,581千m3から4,422千m3に減少しました。内訳では、国内拠点が2017年度の1,717千m3から1,709千m3に減少、海外拠点が2017年度の2,864千m3から2,713千m3に減少となっています(G7参照)。
環境中期目標の水使用量原単位は、2016-2018年度平均で20.6%向上しています(G8参照)。
水のリサイクル量は1,203千m3でした。

G7:水使用量

G8:水使用量原単位(目標に対する実績)

環境の取り組み

GHG排出量削減

コンプレッサーの運転効率の向上
[玉村工場・福島太陽誘電・太陽誘電(廣東)]

生産ラインに圧縮エアーを供給するため複数のコンプレッサーを運転しており、運転効率を向上させるために様々な取組みを行っています。
玉村工場ではインバータによりモーターの回転を制御するコンプレッサーを導入しました。
福島太陽誘電・太陽誘電(廣東)では、エアーの吐出圧力を下げることにより、運転負荷を低減しました。
これらの改善により最適な運転が可能となり、電力を削減することができました。
削減したGHG排出量は833t-CO2e/年でした。
圧縮エアーを供給するコンプレッサー

冷凍機の運転改善によるエネルギー削減[榛名工場・韓国慶南太陽誘電]

榛名工場では交互運転していた3台の冷凍機の稼働状況を検証し、モジュール式のインバーターチラー1台に集約することでエネルギーを削減しました。
韓国慶南太陽誘電では冷凍機を効率のよい低圧ターボ冷凍機に更新し、エネルギーを削減しました。
削減したGHG排出量は400t-CO2e/年でした。
モジュール式インバーターチラー

遮熱塗料による空調エネルギー削減[太陽誘電ケミカルテクノロジー]

工場の屋根は直射日光をさえぎる場所がなく、表面温度が高くなり室内温度も上昇するため、空調機をより多く稼働させる必要があり、余分なエネルギーを消費しています。屋根の表面温度上昇を抑制するため、屋根全体に専用の遮熱塗料を塗る工事を行いました。その結果、表面温度を約8℃下げることができ、空調機のエネルギーを削減することができました。
削減したGHG排出量は4t-CO2e/年でした。
遮熱塗料を塗布した屋根

水使用量削減

廃水リサイクルによる節水[太陽誘電モバイルテクノロジー]

太陽誘電モバイルテクノロジーでは、切削で使用した後に排水していた水を回収し、フィルターで浄化した後、生産工程で再利用する仕組みを稼働させました。これにより、切削で使用していた水を大幅に削減することができました。
削減した水量は約54,000t/年でした。
切削水の回収装置

生物多様性の取り組み

マングローブの植林 [TAIYO YUDEN (PHILIPPINES)]

2008年度よりTAIYO YUDEN (PHILIPPINES) があるマクタン島に近いオランゴ島で、毎年1万本のマングローブの苗を植えています。
2018年2月
2018年2月

森林整備ボランティア [太陽誘電]

2007年度より群馬県主催の企業参加の森林づくりに参画し、毎年同じ森で継続的に森林整備ボランティア活動を行っています。この森を「太陽の森」と名付け、県の職員の方々と協同で下草刈りや間伐作業を行っています。
2018年11月
2018年11月

外来生物(アメリカザリガニ)の駆除 [新潟太陽誘電]

アメリカザリガニは水生生物や水草など、日本の在来生物に影響を与えるため生態系被害防止外来種に指定されています。新潟太陽誘電では、生物多様性保全活動の一環として毎年従業員と家族で駆除しています。また外来植物(ヒメジョオンなど)の駆除も行っています。
2018年6月
2018年6月