Q&Aコーナー:回答

セラミックコンデンサにはどんな種類がありますか?

セラミックコンデンサには、様々な種類があります。
当社カタログでは、以下の種類のセラミックコンデンサをご紹介しております。

※ 容量範囲は2019年11月現在のデータ
商品名 容量範囲 説明
積層セラミックコンデンサ
(高誘電率系)
100pF~470uF 主に電源周り向けの商品カテゴリーです。
電源バックアップや平滑用に最適です。
積層セラミックコンデンサ
(温度補償用)
0.2pF~1000pF 温度や電圧による容量変化が小さいため、フィルタ用途など一定容量を要求される回路に適した商品です。
高周波積層セラミックコンデンサ 0.2pF~22pF 容量が小さく、共振周波数が高いため、高周波領域での使用に適しています。
また、電気損失が少ないため、マッチング回路などに最適です。
超低歪積層セラミックコンデンサ 390pF~0.1uF 電気的、機械的な強度に優れており、耐熱性も高い商品です。
ショックノイズや電気歪みも小さいので、PLL, 発信回路などに適しています。
低歪大容量積層セラミックコンデンサ
(CF_LD)
0.22uF~10uF 電気歪みを抑えながらも大容量を実現した商品です。
音鳴き対策に有効です。
中高耐圧積層セラミックコンデンサ 8pF~4.7uF 定格電圧が高く、高電圧ライン向けの商品です。
LW逆転形状積層セラミックコンデンサ
(LWDC™)
0.1uF~22uF ESR, ESLが低く、リップルや高周波ノイズの除去に優れているため、デカップリングなどの用途に最適です。また、容量もあるので平滑用としても使用できます。
車載(ボディ系・情報系)用途
積層セラミックコンデンサ
(高誘電率系)
220pF~47uF 各種商品の信頼性を高めた、ボディ系機器や情報系機器などの自動車用電子機器にも使用できる信頼性スペックの商品です。
車載(ボディ系・情報系)用途
積層セラミックコンデンサ
(温度補償用)
0.2pF~1000pF
車載(ボディ系・情報系)用途
中高耐圧積層セラミックコンデンサ
220pF~4.7uF
車載(ボディ系・情報系)用途
LW逆転形状積層セラミックコンデンサ
(LWDC™)
0.1uF~22uF
車載(ボディ系・情報系)用途
高周波中高耐圧積層
セラミックコンデンサ
0.2pF~100pF 積層磁器コンデンサとしては高いQ値が高周波で得られます。
高定格電圧でありながら小型形状です。
車載(ボディ系・情報系)用途
樹脂外部電極品積層
セラミックコンデンサ
1000pF~47uF 樹脂外部電極により、基板からの振動、応力、熱衝撃を吸収し、クラック発生の抑制を意図した商品です。
車載(制御系・安全系)用途
積層セラミックコンデンサ
1000pF~10uF 特に信頼性が要求される、制御系機器や安全系機器などの自動車用電子機器向けに開発された商品です。
通信インフラ・
産業機器/医療機器用途
積層セラミックコンデンサ
(高誘電率系)
220pF~220uF 各種商品の信頼性を高めた、通信インフラ・産業機器/医療機器にも使用できる信頼性スペックの商品です。
通信インフラ・
産業機器/医療機器用途
積層セラミックコンデンサ
(温度補償用)
0.2pF~1000pF
通信インフラ・
産業機器/医療機器用途
中高耐圧積層セラミックコンデンサ
220pF~4.7uF
通信インフラ・
産業機器/医療機器用途
LW逆転形状積層セラミックコンデンサ
(LWDC™)
0.1uF~22uF
通信インフラ・
産業機器/医療機器用途
高周波中高耐圧積層
セラミックコンデンサ
0.2pF~100pF
通信インフラ・
産業機器/医療機器用途
樹脂外部電極品積層
セラミックコンデンサ
1000pF~47uF

これらの商品の特徴や用途は、製品の仕様や特性が検索できる TY-COMPAS に掲載されています。是非、ご活用ください。
また、個別製品の一覧表は カタログ にまとめられておりますので、こちらの方もご活用ください。

カタログ外品につきましては、別途お問い合わせください。