Q&Aコーナー:回答

セラミックコンデンサの積層数が変わるとESR, ESLも変わりますか?

変わります。セラミックコンデンサの断面は下図のようになっており、等価回路に置き換えると内部電極の抵抗やインダクタンスが並列に接続する構造となっています。

このため、積層数が増えると並列に接続する抵抗やインダクタンスが増加し、ESR, ESL は小さくなります。

一般的に部品サイズが大きいと内部電極が長くなり、電極あたりの抵抗やインダクタンスが大きくなります。積層数は多くてもサイズが大きい場合は、積層数が少なく小さいサイズの部品より ESR, ESL が大きいことがあります。

個別製品のESR, ESL特性については、製品の仕様や特性を検索できる TY-COMPAS をご活用ください。